テンコです!
小6男子を育てるアラフォーシンママです。
義務教育と言えど、学用品費や給食費など何かとお金が飛んでいきますが、そんな費用を支援してくれる「就学援助制度」をご存知ですか?
学校で毎年配布されていたにも関わらず、私は完全にスルーしていました。
実は、自治体により支給対象の判断や支援する内容が異なるため、「母子家庭」というだけでは対象になるわけではありません。
家計を少しでも楽にしたい。でも、自分は支援の対象になるの?
今回は、そんな就学援助制度に関する疑問を解説します。
最後までぜひお付き合い下さい。
就学援助が受けられる年収と対象

対象となる年収
母子家庭の場合、児童不手当が支給されている生活水準であれば支給される場合が多いです。
お子さんの扶養人数によっても変わってきます。
テンコ基本的には前年所得を基準に判断されますが、一時的に困窮した場合などもケースバイケースで対応してもらえる場合があります。
支援対象
「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない。」とされています。
文部科学省より引用
- 生活保護を受けている方
- 児童扶養手当を受けているひとり親
- 世帯所得が自治体が定める基準以下の方
- その他経済的に困窮していると認められた方
就学援助で受けられる主な支援


- 学用品費
- 学校給食費
- 校外活動費
- 医療費
学用品費
- 筆記用具(ノート、鉛筆、消しゴム、コンパス、三角定規など)
- 新入学準備品(制服、ランドセル、体操服、上履きなど)
学校給食費
実費を給食センターに直接支払われるケースが多いです。
校外活動費
修学旅行費や校外学習にかかった費用が、後日口座に振り込まれます。
医療費
学校保健法に定められた治療の対象となるものに対して、医療機関に対して支払われます。
- 伝染性結膜炎
- 白癬
- とびひ
- 中耳炎
- 慢性副鼻腔炎
- むし歯
- 寄生虫病
その他
卒業アルバムや、クラブ活動費、PTA会費などが対象になる自治体も多いです。
申請方法と支給時期


対象になっていても申請しなければ、支援はされませんので注意です。
申請方法
年度はじめに学校から申請書の配布があるので、期限までに必要書類があれば揃えて、学校に提出。
期限に間に合わなくても、随時受け付けの自治体は多いので、まず学校に問い合わせてみて下さい。



毎年更新が必要です。
- 所得の証明書(課税証明書・源泉徴収票など)
- 住民票や世帯の状況が分かる書類
- 養育費がある場合はその扱いを確認するための資料※自治体で異なる
支給時期
支給時期は年度はじめと中間、年度末など自治体によって違うようです。
審査に落ちる理由と対応策
「審査に落ちた」という声もあるので、理由と対策を考えてみます。
考えられる理由
- 年収が自治体の基準を超えている
- 書類の不備、添付漏れ
- 申請内容と自治体が把握しているデータが一致しない
- 期限に間に合わなかった※自治体で異なる
- 別の制度の対象となった(生活保護世帯など)
所得基準の計算や養育費や児童扶養手当の扱いが自治体によって異なるため、自分が対象だと思っていても審査に落ちる可能性があります。
また、生活保護世帯は別の制度で対応している自治体も多いようです。
対応策
まず、審査に落ちた理由を自治体に問い合わせてはっきりさせましょう。
その上で、必要な書類があれば加えて再提出するなど対応します。
それでも解決できない場合は、窓口で再交渉や支援の代替案を探すのが現実的です。
よくある質問Q&A
- 転校した場合はどうなりますか?
-
原則は居住自治体が判定しますが、転校先や就学先の扱いで手続きが変わることがあります。転居・転校時は早めに相談を。
- 一時的な経済困窮(失業・病気など)の場合も申請できますか?
-
多くの自治体は「一時的な困窮」も考慮します。状況証明があれば受理される場合があります。
- 世帯分離している場合、就学援助の対象となりますか?
-
住民票上別世帯でも同居していれば就学援助の審査対象に含める扱いが一般的です。
まとめ|迷ったらとにかく相談を!
就学援助制度は、生活が困窮している世帯の子どもが、学業に支障が出ないように支援する制度です。
その為、学校生活に必要な学用品費や給食費、校外学習費など幅広く支援しています。
自治体によって、支援内容や収入基準が異なるため、とにかくまず申請してみることをオススメします。



シングルになるまでは、「なんだこれ?」状態でスルーしていたあの用紙が、後に重要書類になるとは!
当事者にならないと、分からないものですね。。。
【完全ガイド】ひとり親家庭を支援する制度と手当一覧では、シングルマザーが使える公的支援をまとめています。


ぜひチェックしてみて下さいね!
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
ではでは。









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